あふれる言語,あふれる文字インドの言語政策鈴木義里 著社会言語学界気鋭の筆者がバイリンガルな言語力を駆使して、多言語社会インドを領野に据え、その言語政策を国家と州の両面から現地踏査。 世界的な多言語化の潮流とその対極をなす単一言語化(英語支配)の未来を探る。
ISBN:4-8421-0004-4 C3087
本体 2,800円+税 |
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目次
はじめに 1.位置 1.1.社会言語学 1.2.言語計画・言語政策 1.3.インドの社会言語学 1.4.他の領域からの接近 1.5.目的 2.方法 2.1インドの言語状況 2.2.インド連邦25州の典型はありうるか? 2.3.分類 2.3.1.言語系統 2.3.2.言語的均質度 2.3.3.識字率と文字 2.3.4.宗教 2.3.5.歴史・政治・経済その他 2.4.検討するべき事項 3.連邦の言語政策 3.1.連邦公用語 3.1.1.憲法(1950年) 3.1.2.公用語法(1963年/1968年) 3.1.3.内務省決議(1968年) 3.1.4.公用語規則(1976年) 3.2州公用語 3.3三言語定則(Three Language Formula) 3.4ヒンディー語 3.4.1.ヒンディー語とは何か? 3.4.2.ヒンディー語振興のための諸機関 4.州の言語政策 4.1.ケーララ州 4.1.1.州内の言語 4.1.2.州公用語法と州政府の施策 4.1.3.教育 4.1.4.メディア 4.1.5.日常生活 4.2.カルナータカ州 4.2.1.州内の言語 4.2.2.州公用語法と州政府の施策 4.2.3.教育 4.2.4.メディア 4.2.5.日常生活 4.3.グジャラート州 4.3.1.州内の言語 4.3.2.州公用語法と州政府の施策 4.3.3.教育 4.3.4.メディア 4.3.5.日常生活 4.4.マハーラーシュトラ州 4.4.1.州内の言語 4.4.2.州公用語法と州政府の施策 4.4.3.教育 4.4.4.メディア 4.4.5.日常生活 5.国家語化と地域語化 5.1.多言語社会とはどういうことか 5.2.単一言語社会と多言語社会 5.3.収斂と拡散 5.4.州言語への指向 5.5.国家語(ヒンディー語)への指向 5.6.英語への指向 6.結論 6.1.方向 6.2.多言語 6.3.文字 6.4.残された問題 あとがき 参考文献/付録 図表目次 |