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続二・だれにも読めるやさしい源氏物語

中山幸子 著

既刊2冊に続く3冊目。
本巻は「賢木」「花散里」「須磨」「明石」「澪標」「蓬生」「関屋」「絵合」を掲載。
源氏物語をやさしい言葉で現代語に訳し、エッセイ風に読み解き説明した、著者のライフワークともいうべき本書は、「難解な源氏物語のおもしろさを、誰もが楽しめるように」をモットーに書かれた格好の源氏物語入門書。現代社会にも通じる源氏物語の世界を気軽に楽しめる。

ISBN:4-8421-9905-9 C1095
本体 6000円
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目次

まえがき

賢木
一 六条御息所、伊勢下向を決意
二 桐壺院崩御
三 源氏、朧月夜と藤壺に密会
四 法華八講と藤壺の出家
五 朧月夜との情事露見

花散里
一 源氏、花散里邸訪問
二 花散里邸における昔語り

須磨
一 源氏、須磨への退去を決意
二 左大臣邸に暇乞いに参上別れを惜しむ
三 紫上の悲愁と惜別
四 桐壺陵参拝と藤壺及び春宮に暇乞い
五 源氏、須磨における侘び住まい
六 紫上の悲嘆と僧都の祈祷
七 六条御息所への好意復活と花散里邸修理
八 朱雀院、朧月夜の涙を疑う
九 源氏、中秋の名月に感慨無量
十 大弐と五節、源氏に消息
十一 明石入道、源氏への思惑
十二 宰相中将の須磨訪問
十三 須磨における上巳の天変地異

明石
一 荒天と立願、落雷と火災
二 故院の夢のお告げと源氏の明石移住
三 源氏を婿にと望む明石入道の焦燥
四 入道、琵琶を奏し源氏を婿にと約す
五 源氏、明石上との贈答と紫上への思慕
六 朱雀院の夢と変事、源氏召還の御意
七 明石上の煩悶
八 源氏召還の宣旨と入道一家の悲喜
九 源氏、懐妊の明石上と惜別
十 源氏帰京し大納言に昇進

澪標
一 故院追善の御八講と源氏の政界復帰
二 冷泉帝御即位と源氏一門の繁栄
三 明石上の姫君誕生と乳母派遣
四 紫上、明石上に嫉妬
五 花散里訪問と五節の煩悶
六 源氏の住吉詣と明石上の上京の件
七 六条御息所の帰京と前斎宮の将来

蓬生
一 常陸宮邸の荒廃と困窮
二 叔母、末摘花を召使にと企てる
三 叔母、侍従を連れて筑紫へ下向
四 源氏、末摘花邸を訪問
五 末摘花邸の修理と後見

関屋
一 源氏、空蝉と逢坂の関にて再会
二 源氏、右衛門佐を通じて空蝉と文通
三 空蝉、常陸介と死別後出家

絵合
一 前斎宮の入内と朱雀院の哀愁
二 弘微殿と梅壺の絵の蒐集と藤壺の絵合
三 御前の絵合と須磨の絵日記
四 絵合後の遊宴と盈虚思想

主な参考文献

後記