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待望のシリーズ、ついに刊行開始!

唐十郎コレクション第1巻
昼下がりの主役(エッセイ篇)

唐 十郎 著

唐十郎のエッセイは、蠱惑的な語り口、詩的なメタファー、
アクロバティックなレトリック、シュルレアリスティックな異種交配、
極私的エピソードと時代の尖端とのスパークによって読者を魅了する。
単行本未収録の文章も発掘、掲載した。

*続刊
第2巻『少女都市からの呼び声/透明人間』(戯曲篇)
第3巻『ズボン・銀ヤンマ』(小説篇)
第4巻『紅テント劇談』(対談・インタビュー篇)
(すべて仮題です)
*次回刊行は第3巻『ズボン・銀ヤンマ』(小説篇)となります。

四六判並製・256ページ
装幀:古舘明廣

ISBN978-4-8421-0702-8 C3074
本体 1,900円 + 税
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唐十郎コレクション第1巻 昼下がりの主役(エッセイ篇)
目次

役者の抬頭、あるいはNON〈アート論〉  
『腰巻お仙』後記  
笑わぬオカッパの少女論  
嗚呼! 東支那海 ぼくの沖縄論
ジョン・シルバーについて  
私的兵法  
前近代がこちらを覗く 中川信夫「東海道四谷怪談」
アリババの呪文  
女が一人で旅するとどういうことになるか 加藤泰「緋牡丹博徒お竜参上」
少女論(一)  
少女論(二)  
青春とは何だ  
『謎の引越少女』あとがき  
自転車に乗った吸血鬼 種村季弘『吸血鬼幻想』
「河原」の思想  
『煉夢術』解説的後記  
中原中也の詩「妹よ」 わが愛するうた
幽閉劇場  
我らの闇の時間  
エロスの百花狼藉 澁澤龍彦
時間の腹を蹴るバラの拍車 土方巽・舞踊公演から
生に否ず、死  
『ズボン』あとがき  
風景としての同棲時代  
斧としての終末  
贖罪と襲来 愛読者をさがす登場人物
テネシー・ウィリアムズを思うたび  
やっかいなスフィンクスの謎 三島由紀夫
字のある肉体、あるいは肉化の回路 役者O氏のための喪中記
恐るべき少女 少年の彼岸
昼下がりの主役 焼け跡の紙芝居
都市の忘れたもの 「文化」の底「下水」は流れる
黄金バット 私が子どもだったころ
弔文 土方巽追悼
演劇放浪の原点「黄金バット」  
あとがき