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利根川裕のじつは、じつはの話

利根川裕 著

すべて書き下ろし。珠玉のエッセイ78篇。
ときにはテレビのキャスター、ときには大学のセンセイ、そして、ときには小説家であったり、劇評家であったりの、もろもろの文筆業。利根川裕にはいくつかの顔がある。 違う人物、違う人格と受けとられかねない。誤解されやすい人間である。(「あとがき」より抜粋)

装幀 古舘明廣
四六上製カバー248p

ISBN978-4-8421-0056-2 C0095
本体 1,900円
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目次

1―誕生日物語
2―散りこそかかれ花の雪
3―哀れなお笑い
4―薄幸な皇女和宮
5―「文筆の徒」は死語か
6―稚児の舞う手
7―一の宮の喧嘩祭り
8―たぶん嘘の話
9―いま海老蔵が生れた
10―教え子たちの数え歌
11―團伊玖磨の「弔辞」
12―叔父の呼ぶ声
13―不老不死の願い
14―美しきミューズたち
15―画家とモデル
16―鏡の中の男と女
17―傑作に宿るもの
18―助六さん、大當り
19―桜桃忌が近い
20―糸魚川浩さん
21―糸魚川浩余話
22―校歌の作詞者
23―ディープ・ブルー
24―隠れ蓑をつけた話
25―感傷旅行(上)
26―感傷旅行(下)
27―老いての物語
28―「名山」の麓でのこと
29―はじめて買った全集
30―龍舌蘭の花
31―『マドンナの宝石』
32―クライバー逝く
33―キケロの老境
34―花火のある風景
35―甲子園の砂
36―二つの林檎
37―百日紅の一日
38―美女を偲ぶ会
39―わたしの翡翠物語
40―伝承の翡翠物語
41―振袖火事の因果
42―利根川氏の由来
43―フランクのソナタ
44―人の子をそこなう
45―ここに文明がある
46―誰にも一得はある
47―酒のあれこれ
48―原稿料談義
49―舞台は生きている
50―じつは、じつはの話
51―理想の死に方
52―母の三十一文字
53―天の災難・人の災難
54―夕景にかかる虹
55―気の重い年の暮
56―除夜の鐘
57―偽作『吾輩は猫である』
58―楼蘭に美女あり
59―賀状うづたかし
60―『源氏物語』余談
61―おめでたい戯れごと
62―なんの先生だったか
63―先生の傷心
64―三代将軍実朝の死
65―最後の将軍に仕えた女
66―節分の豆撒き
67―立春過ぎの挨拶状
68―雪の中の火祭り
69―新しい市名の騒ぎ
70―新幹線の中の総理
71―一政治家の演出力
72―「凡人」と呼ばれた人
73―もう一つの二・二六
74―ああ、鐘が聞こえる
75―遺された絵画
76―わが旧制高校物語
77―坂の上にある家
78―満開の桜の下で

あとがき