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浅草 大正篇

堀切直人 著

『浅草』(栞文庫)、『浅草 江戸明治篇』に次ぐ、「浅草四部作」の第三弾。
活動写真、十二階、十二階下の魔窟、浅草オペラなどで賑わった、大正期の浅草を彷徨する文士たちの群像劇。

カバー絵 織田一磨『東京風景 十二階』
装幀 古舘明廣
四六並製カバー352p

ISBN978-4-8421-0054-8 C0095
本体 2,000円
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目次

まえがき
六区の活動写真街を行く
十二階と十二階下
「塔下苑」に通う石川啄木
室生犀星の公園彷徨
浅草オペラ盛衰記
谷崎潤一郎、「チャプリン・バア」に現わる
宇野浩二の市井転々
辻潤ふらぐまんたる
正岡容の「花川戸の家」
江戸川乱歩は浅草のロビンソンだった
向島の流され王子・堀辰雄
遊蕩児・金子光晴、ルンペンへ転落