浅草 江戸明治篇堀切直人 著「浅草寺縁起」に始まり、緑雨、一葉、荷風に至る、江戸・明治の浅草界隈を描いた歴史パノラマ・風俗絵巻。
[以下、続刊]
『浅草 大正篇』『浅草 戦後篇』『浅草百話』(アンソロジー) カバー絵 谷中安規『王様の背中』 装幀 古舘明廣 四六並製カバー452p ISBN978-4-8421-0046-3 C0095 本体 2,200円 |
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目次
「浅草寺縁起」をめぐって 江戸時代以前の浅草 徳川幕府は浅草の前史の抹殺を図った 江戸初の浅草寺 日本橋・京橋vs.浅草・下谷 町奴と旗本奴 市川団十郎と「助六」劇 吉原と柳橋・山谷堀 奥山の見世物 文化文政の浅草と「東海道四谷怪談」 「天保の改革」と猿若町 「浅草の作者」河竹黙阿弥 敗け組のヒーロー・新門辰五郎 向島・今戸・柳橋 浅草公園の誕生 新富座vs.宮戸座 寄席・私立小学校・市区改正 奥山界隈の奇人団 内田魯庵 淡島椿岳 淡島寒月 高浜虚子の「杏の落ちる音」 明治下町文学小史 明治前半期の東京文壇 斎藤緑雨の「江戸敗北」 樋口一葉の「たけくらべ」 長谷川如是閑の職人文化論 永井荷風の下町徘徊 あとがき |