ワタリウム美術館の岡倉天心・研究会岡倉天心研究会 著ワタリウム美術館で「岡倉天心・研究会」がスタートして、この七年間で55回の講演会が開かれた。その中から13名士の講演を記録したのが本書である。
装幀 近江デザイン事務所
ISBN978-4-8421-0045-6 C0071 本体 2,800円 |
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目次
Ⅰ ”国際人”岡倉覚三にとってのインドとボストン 岡倉古志郎 天心と脱近代文明への展望――フランス現代思想との対照を通して 大久保喬樹 天心研究の現状と意義 佐藤道信 Ⅱ 法隆寺幻想の近代 井上章一 天心やフェノロサ・忠太・子規などが見た法隆寺 髙田良信 岡倉天心と観念としての東洋美術の創出 稲賀繁美 岡倉天心の美学と宗教 竹村牧男 Ⅲ 岡倉天心と日本の近代彫刻 小泉晋弥 天心と九鬼周造――近代日本における個人主義の系譜 坂部 恵 「仏像」の精神史――岡倉天心と和辻哲郎 田中久文 天心とタゴール 我妻和男 Ⅳ 岡倉天心と東京美術学校――デザインをめぐって 吉田千鶴子 日本美術院による国宝修理――明治三十年代の彫刻修理を中心に 新納義雄 あとがき 和多利志津子 筆者略歴 |