日々何気なく使う言葉「する」について
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<目 次>
Q1 「する」は、どうしてサ行変格に活用するのか。 Q2 古典語「す」が、どうして現代語「する」となるのか。 Q3 「する」の未然形は、どうして三語形もあるのか。 Q4 「する」の未然形「さ」は、どのように成立したのか。 Q5 「する」の命令形「しろ」は、どうして加わったのか。 Q6 「す」「する」に、具体的な意味は存在するのか。 Q7 国語辞典の「する」の語釈は、どう理解したらよいか。 Q8 そもそも、「する」は、自動詞なのか、他動詞なのか。 Q9 「する」の自動詞・他動詞は、どう判断したらよいか。 Q10 意味がない「する」に、どうして意味が見えてくるのか。 Q11 「する」の意味発生には、どのような語句があるからか。 Q12 自動詞「する」には、どのような歴史があるか。 Q13 他動詞「する」が受けるヲ格語句は、どう認識できるか。 Q14 古典語「す」の時代、そのヲ格語句はどうだったか。 Q15 他動詞「する」が受けるニ格語句は、どう認識できるか。 Q16 例えば「玩具(おもちゃ)にする」が、どうして〈弄(もてあそ)ぶ〉意なのか。 Q17 他動詞「する」の上のト格とニ格とは、どう違うのか。 Q18 他動詞「する」の上のヲ格とニ格とは、どういう関係か。 Q19 古典語時代にも、ヲ格とニ格とを受けていたか。 Q20 「する」が受けるヲ格・ニ格の語順は変えられないか。 Q21 形容詞・形容動詞で「する」を伴うのは、どんな語群か。 Q22 「一時間したら、」で、どうして〈経過する〉を表すのか。 Q23 「何をするのか。」など、疑問語とどうして共起するのか。 Q24 「そうすると、」など、指示語とどうして共起するのか。 Q25 一文を引用した「とする」は、仮定のほかに何を表すか。 Q26 「寂しい」がない「思いがする。」は、なぜ成立しないか。 Q27 「青い」がない「目をした人形」は、なぜ存在しないか。 Q28 「目にする」「耳にする」は、どうして慣用句になったか。 Q29 「教師をする」と「指導をする」とは、どう違うか。 Q30 「病気をする」はヲ格を受けるが、自動詞ではないのか。 Q31 「指輪をする」が〈嵌(は)める〉意を表すのは、どうしてか。 Q32 「大豆を豆腐にする。」は、どう言い換えられるか。 Q33 「中学校の同級生を妻とした。」は、どう解せるか。 Q34 「会見をする」は他動詞だが、「会見する」は何動詞か。 Q35 「解決する」の自動詞・他動詞の別は、どう見分けるか。 Q36 「研究をする」と「研究する」との構文は、どう違うか。 Q37 「協力をする」と「協力する」とでは、どちらを選ぶか。 Q38 「狩猟する」に他動詞用法も認める姿勢をどう思うか。 Q39 サ変複合動詞の全体像は、どう認識したらよいか。 Q40 「こひす」の語幹は、名詞か、動詞「こふ」の連用形か。 Q41 「涙する」が〈泣く〉意となるのは、どうしてなのか。 Q42 「値下げする」の語幹の類型は、いつごろから現れたか。 Q43 「いそいそする」などの語幹は、どんなオノマトペか。 Q44 オノマトペのサ変複合動詞化は、いつごろから見るか。 Q45 漢字一字に付くサ変複合動詞は、字にか、語にか。 Q46 一字漢字や二字漢語に付くサ変動詞は、何時代からか。 Q47 『枕草子』の「奏す」「啓す」は、どのように成立したか。 Q48 カタカナ外来語サ変動詞の急増で、和語動詞はどうか。 Q49 「重んずる」など、「…んずる」型は、何語存在するか。 Q50 「愛す」など、サ行五段化したサ変動詞は何語ぐらいか。 Q51 「論じる」など、上一段化したサ変動詞は何語ぐらいか。 Q52 「研究する」/「信頼する」に付く「れる」の意味は何か。 Q53 日本国憲法が「AをBとする。」型だけなのは、なぜか。 Q54 「…津波の心配はないとしている。」は、どう解せるか。 Q55 「話もしない。」と「話しもしない。」とは、どう違うか。 Q56 補助動詞「する」に、自動詞・他動詞の別があるのか。 Q57 「行ったり来たりしている。」も、補助動詞と見てよいか。 Q58 「ひどいいじめられ方をした。」は、どう読みとれるか。 Q59 「お待ちします。」と「お休みします。」と、どう違うか。 Q60 「尽きせぬ思い」は、どう品詞分解するのがよいか。 Q61 「言わんとする」の「する」は、どう読みとれるか。 Q62 「襲いかかろうとした。」の「し」は、どんな動作か。 Q63 「進むにせよ、…。」は、どう解したらよいか。 Q64 「勝手にしろ。」の「しろ」は、どう解されるか。 Q65 「何しろ、…だった。」の「何しろ」は、どう成立したか。 Q66 「どうしろと言うのか。」の「どう」は、どこにかかるか。 Q67 「すると、」という接続詞は、どのように成立したか。 Q68 「心配こそすれ…。」の「すれ」は、仮定形か、已然形か。 Q69 「笑われこそすれ、…。」表現の問題点は、どこか。 Q70 連用形「し」が前項となる複合動詞は、何語ほどあるか。 Q71 訓読語「いかんせん」には、どんな「す」が含まれるか。 Q72 「須」字の訓読に含まれる「す」は、何を〈する〉意か。 Q73 漢文の「以ツテス二 □□ヲ一。」は、どういう品詞性ある動詞か。 Q74 『万葉集』歌の「せむすべ知らず」は、何をするのか。 Q75 「恋せじと御(み)手洗(たらし)川(がは)にせし禊(みそぎ)」は、何をするというのか。 Q76 「すまじきものは宮仕え」は、何をするということか。 Q77 接続詞「そして、」は、どのような過程を経て成立したか。 Q78 接続詞「しかし、」は、どのような過程を経て成立したか。 Q79 「結婚することにしました。」は、どんな気持ちの挨拶か。 Q80 「なくする」と「なくなる」とは、どう違うか。 Q81 「診療態勢の整備」は、〈整備した〉か、〈整備しよう〉か。 Q82 「宣長の研究」は、どんな文意とどんな文意とになるか。 Q83 「事件の解決」は、どんな文意とどんな文意とになるか。 Q84 『蜻蛉日記』の「ものす」は、どのくらいの意になるか。 Q85 「ものする」が〈創作する〉意になるのは、どうしてか。 Q86 「…として」の取り扱いは、どうしたらよいか。 Q87 「…としたら、…。」には、どんな条件表現がありうるか。 Q88 「…に関して…する。」は、どう取り扱うのがよいか。 Q89 「…ことにしている。」は、どんな表現といえるか。 Q90 「高きに登るは低きよりす。」は、なぜ〈登る〉意なのか。 Q91 先行成分のない「…とさだめてす。」は、どう読めるか。 Q92 「…を肴にする」が多様に読みとれるのは、どうしてか。 Q93 「…んじる」サ変動詞はヲ格とニ格とで、どう違うか。 Q94 「嘉(よみ)する」/「蔑(なみ)する」は、どんな場面で用いるか。 Q95 「参加できる」といえるようになったのは、いつからか。 Q96 「出張所の開設をする。」といま一表現と、どれを選ぶか。 Q97 排(はい)泄(せつ)行為の表現に「する」を用いて、どう言ってきたか。 Q98 性行為の表現に「する」を用いて、どう言ってきたか。 Q99 「勉強をした。」と「勉強をやった。」とで、どう違うか。 Q100 「することなすこと」の「する」「なす」は、どう違うか。 Q101 「科学する」は、どうして問題視されたのか。 Q102 丸山真男の「する」は、どんな意識のものか。 Q103 カタカナ略語「オペする」は、どんな成立か。 あとがき |