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『本の狩人 読書年代記』

山口昌男 著

若き無名時代の書評から円熟期の読書論まで
本と共に時を重ね、本を友として世界を旅した無類の本好きとして知られる文化人類学者の本に関する、単行本未収録の文章を年代順に集成

四六判並製カバー・484ページ
装丁:大森裕二

ISBN978-4-8421-0718-9 C0095
本体:3,800円 + 税
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画像:書籍表紙『本の狩人 読書年代記』
目次

1959(昭和34年)
〈書評〉大間知篤三ほか編『日本民俗学大系 第二巻 日本民俗学の歴史と課題』
1960(昭和35年)
〈書評〉バズル・デヴィッドソン著、内山敏訳『古代アフリカの発見』
1961(昭和36年)
〈海外新刊〉ジャック・ウォーディス著『アフリカ──反抗の根』
〈書評〉バズル・デヴィッドソン著、内山敏訳『古代アフリカの発見』
〈書評〉エンダバニンギ・シトレ著、寺本光朗訳『アフリカの心』
1962(昭和37年)
〈書評〉ベルナール・ド・ボー著、酒井伝六訳『アフリカ探検五千年史』
〈ふる本発掘〉デニス・ヂイデロ著、小林季雄訳『不謹慎な宝石』
〈書評〉寺田和夫著『アンデス教養旅行』
1963(昭和38年)
〈書評〉ディエス・デル・コラール著、小島威彦訳『ヨーロッパの略奪──現代の歴史的解明』
〈書評〉ジャック・ウォディス著、アジア・アフリカ研究所訳『アフリカ──叛乱の根源』
〈書評〉鶴見俊輔、森秀人、柳田邦夫、しまねきよし著『折伏──創価学会の思想と行動』
〈書評〉関敬吾編『民俗学』
〈海外新刊〉ウィリアム・E・ハーキンス著『カレル・チャペック』
〈書評〉バズル・デヴィドソン著、内山敏訳『ブラック・マザー──アフリカ試錬の時代』
1966(昭和41年)
〈書評〉本多勝一・文、藤木高嶺・写真『アラビア遊牧民』
〈書評〉竹中労著『美空ひばり──民衆の心をうたって二十年』
〈書評〉酒井卯作著『陽気なニッポン人──民俗学のすすめ』
〈書評〉近藤喜博著『日本の鬼──日本文化探求の視角』
1970(昭和45年)
〈書評〉岡本太郎、泉靖一、梅棹忠夫編『世界の仮面と神像』
1971(昭和46年)
林達夫のフォークロア的世界
1972(昭和47年)
〈書評〉ゴーチエ著、長田俊雄訳『サバチエ夫人への手紙』
1973(昭和48年)
〈書評〉ウェイン・シューメイカー著、本田錦一郎、北市陽一訳『言語・神話・文学──文学の人類学的背景』
〈書評〉M・バフチーン著、川端香男里訳『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネッサンスの民衆文化』
1977(昭和52年)
〈書評〉島尾敏雄編『ヤポネシア序説』
1980(昭和55年)
〈書評〉ピーター・ゲイ著、川西進、岡田岑雄訳『芸術を生みだすもの──歴史における原因について』
1982(昭和57年)
社会科学における演劇性──演劇性の詩学
〈解説〉小苅米けん著『図像のフォークロア──イコン・民俗・ドラマ』
1983(昭和58年)
〈書評〉ウィリアム・ウィルフォード著、高山宏訳『道化と笏杖』
〈解説〉小沢昭一著『ドキュメント綾さん──小沢昭一が敬愛する接客のプロ』
1984(昭和59年)
〈書評〉大岡昇平著『姦通の記号学』
1985(昭和60年)
〈書評〉郡司正勝著『童子考』
〈書評〉武満徹著『音楽を呼びさますもの』
1986(昭和61年)
夢野久作と同時代人達──没後五十年に寄せて
〈推薦文〉宿命的な課題──後藤総一郎編『柳田国男研究資料集成 第2期』
〈書評〉丸谷才一著『忠臣蔵とは何か』
〈書評〉井上ひさし著『泣き虫なまいき石川啄木』『國語元年』
1987(昭和62年)
〈書評〉武満徹対談集『すべての因襲から逃れるために』
〈推薦文〉燻し銀の輝き──『櫻井徳太郎著作集』
〈解説〉村上龍著『テニスボーイの憂鬱』
1988(昭和63年)
私の読書ノート──一冊の本が次々と他の本に連関する
〈書評〉筒井康隆著『ベティ・ブープ伝──女優としての象徴 象徴としての女優』
〈推薦文〉歴史学と文学との豊かな対話──『石母田正著作集』
〈アンケート〉〝背徳〟の書
1989(昭和64年/平成元年)
「遊牧論」をめぐって
〈書評〉乾裕幸著『周縁の歌学史──古代和歌より近世俳諧へ』
1990(平成2年)
〈書評〉藤川治水著『熊本シネマ巷談』
〈解説〉隈研吾著『10宅論──10種類の日本人が住む10種類の住宅』
〈書評〉高田宏著『われ山に帰る』
〈書評〉荒井勉著『北斎の隠し絵──晩年の肉筆画への執念を解く』
〈書評〉鶴見良行著『ナマコの眼』
〈書評〉K・クラーク、M・ホルクイスト著、川端香男里、鈴木晶訳『ミハイール・バフチーンの世界』
書店で面白い本を探すための私の方法
〈解説〉高田宏著『われ山に帰る』
〈書評〉細川周平著『レコードの美学』
〈推薦文〉『郡司正勝刪定集』
演劇記号学としての郡司学
1991(平成3年)
異形性の文学──隆慶一郎の世界
民俗性・外地性・国際性──郡司正勝の仕事
〈推薦文〉大正・昭和モダニズム精神の最良の書──鶴見俊輔監修『女性』(復刻版)
「郡司学」との出会い
〈書評〉戸沢行夫著『明六社の人びと』
〈書評〉宮本徳蔵著『河原花妖──歌舞伎のアルケオロジー』
〈解説〉隆慶一郎著『柳生非情剣』
1992(平成4年)
わたしの「心の書」
アナトール・フランス著『天使の反逆』
辰野隆著『南の窓』
エーリヒ・ケストナー著『ザルツブルク日記』
1993(平成5年)
〈書評〉梅原猛著『中世小説集』
図書館人の精神史
1994(平成6年)
〈解説〉宮本徳蔵著『力士漂泊』
「ブース古本帝国」訪問記
雲散夢消──蔵書の行方をめぐって
幻視者としての古書店主
〈書評〉加門七海著『大江戸魔法陣』『東京魔法陣』
1996(平成8年)
〈書評〉マルク・ブロック著、堀米庸三監訳『封建社会』
豆本の絨緞に乗って
インドから空飛ぶ絨緞の運んで来た土産品
親族の教養──柴田南雄『わが音楽 わが人生』のための私注
1997(平成9年)
二十世紀の名著──私の三冊
1.ジェイムズ・G・フレイザー著『金枝篇』
2.ヨハン・ホイジンガ著『ホモ・ルーデンス』
3.石井研堂著『明治事物起原』
〈書評〉ヤコブ・ラズ著、高山宏子訳『ヤクザの文化人類学──ウラから見た日本』
〈書評〉坪内祐三著『ストリートワイズ』
〈書評〉坪内祐三著『ストリートワイズ』『シブい本』
1998(平成10年)
百年目の漱石
文芸時評
一九九八年七月
一九九八年八月
一九九八年九月
一九九八年十月
1999(平成11年)
〈書評〉丸山健二著『虹よ、冒涜の虹よ』
神田に叱られたい
〈書評〉安部龍太郎著『開陽丸、北へ──徳川海軍の興亡』
2000(平成12年)
〈書評〉細江英公著『ルナ・ロッサ──細江英公の写真絵本「妖精物語」 』
ラディカルな歴史観──白土三平と隆慶一郎にあって司馬遼太郎になかったもの
〈解説〉菅木志雄著『渡海鳴鳥』
2001(平成13年)
〈解説〉坂田靖子著『伊平次とわらわ』
〈書評〉斎藤忠著『郷土の好古家・考古学者たち』
〈書評〉坪内祐三著『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り──漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』
「もう一度読みたい」一冊──伊藤正雄著『忘れ得ぬ国文学者たち』
〈書評〉沼波万里子著『五十銭銀貨』
〈書評〉小田光雄著『図書館逍遥』
2002(平成14年)
〈推薦文〉『松田修著作集』を推す
2003(平成15年)
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